著:白井明大
装画と挿絵:カシワイ 装丁:辻 祥江
印刷:藤原印刷 製本:中永製本所
2025年5月18日発行
272p、文庫判、並製(雁垂れ)
本体価格:2,000円+税
発行:詩之友社
ヘリヤの世界のふたつめの物語ができました。
誰かがいるから、おたがいに呼びあえる名前があって、忘れないで、なくさないでいられるんじゃないかな──。《声たち》という見えないものが浮遊する辺境の地で、《結び手》となったリンゼイは、博士とともに探索の途につく。
白井明大(しらい・あけひろ) 2004年、第1時集「心を縫う』(詳学社)でデビュー。2016年、「生きようと 生きるほうへ』(思潮社)が丸山登記念現代詩賞。ほか「希望はいつも当たり前の 言葉で語られる」(草思社)、『島の風は、季節の名前。旧暦と暮らす沖縄」(写真・ 當麻妙、講談社)など著書多数。2020年、初めての詩画集「いまきみがきみであることを』(画・カシワイ、書群房)を上梓。