山本晶大 著
A6 25ページ
まち歩きワークショップの講師をしている際に、建物の年代を推測するための情報をまとめた資料があったらいいなと感じたことから作った、まち歩きのためのZINEのシリーズ
vol.2は家の基礎を読む
(冒頭文より)
家や建物の外観には、その建物が建てられた年代を推測するためのヒントがたくさんあります。
そしてそれぞれの建物が建てられた年代がおおまかに見えてくると、その地域が大体いつ頃にどういう順番で開発されたのか、どの家が古いのかなど、まちの時間軸やストーリーが見えてきます。ただし、家の外観から年代を推測するためには建築や歴史に関する知識が必要になってきます。
このZINE はまち歩きワークショップの講師をしている際に、建物や建材などの年代をわかりやすくまとめた冊子や資料があったらいいなと感じたことをきっかけに制作しました。
第二回は基礎に関する内容をまとめていきたいと思います。
家の基礎は遠くからでも見える屋根や外壁と違い、塀や敷地に遮られて見ることが難しい場合も多々ありますが、屋根や外壁が改修の際に新しく作り替えられることが珍しくないのに対し、家の基礎は交換することが困難なため、基礎を補強するよりも新しく家を建て替えた方が良いと判断されることも多く、建物の改修が行われても基礎はほとんどそのまま(塗装かひび割れの補修程度)で残されているケースがよくあります。近年は中古物件のリノベーションや古い家を新築そっくりに改修することが流行っていますが、そうした建物でも基礎に注目することによって建てられた本当の年代を見破ることができる場合があります。
基礎だけで家の建てられた年代を詳細に断定することはできませんが、有力な判断材料であることは確かです。









