三村 典子 (著) 月本 則子 (絵)
吉備人出版
A4横変 上製本
ページ数 49ページ
残されている「戦争の記憶」を拾い集めて――
戦後80年。戦争の時代を経験した人たちの話を聞き、記録できる時間は残り少なくなってきました。長く国語教師を務めてきた著者が、90歳を越えた母「えっちゃん」の経験と記憶をたどりながら本書をまとめました。あの戦争のようなことを二度と繰り返さないために。
えっちゃんの戦争体験は、岡山県の中間地域、農村地帯でのできごと。
えっちゃんは、まだ子どもでした。それほど食べ物に困ったことがないどころか、少しの食べ物と引き換えに、着物を手に入れた側のお話です。子どもの目で見つめた戦時中の暮らしが語られます。
目次
一年生の冬/モンペ/ウサギ/魚ぶりまえ/供出/配給/母さん/父さん/買い出し/飛行機/灯火管制/入院/ヒロシマ/終戦/学校/進駐軍/グラジオラス/帰還/チナ ラクヨウ/秋桜/戦時食/遠花火/あとがき
三村 典子
岡山県高梁市生まれ。元中学校教諭。総社市在住。
月本 則子
岡山県倉敷市生まれ。元中学校教諭。倉敷市在住。









