鏡野町の俗信① 安藤辰江(ときえ)の俗信三千二百余項目
立石 憲利 (編著)
吉備人出版
仕様 四六判 並製本
ページ数 318ページ
俗信とは予兆・占い・禁忌・呪いなど生活に関する知恵や技術。
本書は安藤辰江(ときえ)さんという一人の伝承者による3200を超える俗信をまとめた、これまでに類をみない貴重な一冊である。
三千項目以上を一人の伝承者から採録した例はないだろう。
多くの俗信が、生活の中で活かされてきた。
膨大な数の俗信が生活の中の、それぞれの場面で思い出され活かされていた。
ダムで消えた岡山県北・奥津で、まぎれもなく「民間知識」として大きな役割を果たしてきたのである。