原倫子 (著)
トゥーヴァージンズ
1.6 x 18.2 x 25.7 cm
ソフトカバー 192ページ
「見てると本が読みたくなる」寄る辺ない日々と孤独への処方箋。
あの時、確かにあった情景、感情、その記憶。かつて失い、忘れてしまったものに再び出会った時、それはかつてと「同じもの」だろうかーー。
「&Premium」(マガジンハウス)の挿絵や『ブルックリン・フォリーズ』(ポール・オースター)、『明けないで夜』(燃え殻)など書籍の装画、雑誌などエディトリアルを中心に活躍するイラストレーター・原倫子の初作品集。
「見てると本が読みたくなる」寄る辺ない日々と孤独への処方箋。日英バイリンガル。
水曜日は薔薇色
●著者より(本書抜粋)
時々、私の絵を見た人に「こんな経験をしたことを思い出した」と言われることがある。
まったく違う人生を歩んできたはずの他人の記憶。
その人の記憶を揺さぶれたことに堪らない喜びを感じる。
この作品集に『Lost and Found.』と名付けた。
手にとってくれた人の大切な忘れ物が、本の中に備わっていたらいいなと思う。
■プロフィール 原倫子(はら ともこ)
イラストレーター。長野県出身。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒。MJイラストレーションズ卒(16期生)。東京在住。
2016年 ギャラリーハウスMAYA 装画を描くコンペティションVOL.16 準入賞
2016年 「ILLUSTRATION」誌 第199回ザ・チョイス入選
2017年よりフリーランスのイラストレーターとして活動。書籍、雑誌などのエディトリアルを中心に広告、WEB、プロダクト、アパレル等の仕事に携わる。複数の画材を支持体の上で混合させるスタイルで制作している。