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ぼくんちのねこのはなし

第38回岡山市文学賞「坪田譲治文学賞」受賞作品

いとうみく (著), 祖敷大輔 (イラスト)

くもん出版
120ページ
15.5 x 1.9 x 20.6 cm

ぼくんちのねこのはなし

価格:

1,430円 (税込)

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命の問題に正解も不正解もきっとないと思う

ぼくんちの猫・ことらは、16歳。ぼくが生まれる前からうちの家族だった。そんなことらは、最近様子がおかしいんだ。好物の焼きのりも、ドライフードも食べなくなって……。お母さんとことらを病院につれていったら、先生は「治らない病気です」って言うんだ。ほんとうに、ことらはいつか死んじゃうのかな。そんな日、ずっと来なければいいのに。

少年と猫の物語を通して、「命」と「家族」の問題を読者に問いかける児童文学。

いとうみく
神奈川県生まれ。『糸子の体重計』(童心社)で日本児童文学協会新人賞、『空へ』(小峰書店)で日本児童文芸家協会賞、『朔と新』(講談社)で第58回野間児童文芸賞、『きみひろくん』(くもん出版)で第31回ひろすけ童話賞を受賞。おもな作品に、『かあちゃん取扱説明書』『天使のにもつ』(以上、童心社)、『二日月』(そうえん社)、「車夫」シリーズ(小峰書店)、『ひいな』(小学館)、『トリガー』(ポプラ社)、『あしたの幸福』(理論社)、『つくしちゃんとおねえちゃん』(福音館書店)、『カーネーション』くもん出版)などがある。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。

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