中村好文
写真=島隆志
デザイン=山口信博+宮巻麗
編集=大谷道子
翻訳=ダグラス・シップ
家具好き、本好き、食器好き。雑貨小物好き、古道具好き、つまりは「モノ」好き。建築家・中村好文のいるところ、常に多種多様なモノたちが集まります。それぞれに異なった来歴、ストーリーを持つモノたちを、まるごと放り込める容器――建築家はそんな空間を「すまい」と呼び、「すまい」作りを生涯の仕事にしています。
2008年の春から秋にかけて、設計、建築を手がけた museum as it is で、自らの愛用の品々を集めて行われた展覧会 Come on-a my house。多くの来場者を魅了した建築家の第2「すまい」を完全再現したのが、この1冊です。魅力的な「すまい」のあり方とは。そして、生きることとは。中村好文が考える普段着の「すまい」論が、ここにあります。