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伊藤若冲製動植綵絵研究

描かれた形態の相似性と非合同性について

赤須 孝之 (著)
誠文堂新光社

30 x 21.1 x 1.6 cm

伊藤若冲製動植綵絵研究

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4,104円 (税込)

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動植綵絵千年の謎 -画に隠された若冲のメッセージ

1760年、伊藤若冲は「動植綵絵」を初めて展示し、たちまち当時の人々に称賛された。
当時の二大知識人もこれを絶賛した。
しかし、それに対する若冲の反応は奇妙だった。
この画を見た大坂の医者は、若冲が「動植綵絵をしかるべきところに収蔵し、見る眼のある人を千年待つ」と言った、と記している。
当時の一般人はおろか、二大知識人でさえ十分に見ぬいていない「何か」がこの画にはある。 そう若冲は考えていたようなのである。
この「何か」こそ「動植綵絵千年の謎」とよぶにふさわしいものであろう。

「動植綵絵」は仏画の一種と考えられるが、このような仏画としての花鳥画は他に類例がない。 さらに、奇妙な格好をした鶏や他の鳥たち、「梅花小禽図」や「梅花皓月図」、「紅葉小禽図」などの自然にはありえない樹木の枝ぶり、「群鶏図」の奇妙な鶏の密集、「菊花流水図」の菊と「雪中錦鶏図」の檜の逆S字型のまったく同じ構図、「秋塘群雀図」や「蓮池遊魚図」、「池辺群虫図」、「諸魚図」、「群魚図」の同じ方向を向いた異様な動物の群れ、「芦雁図」の割れた氷など。
どうしてこのように描かれたのか、その理由はいまだに謎である。
そして、そもそもどうして「動植綵絵」は描かれたのか。

これら「動植綵絵千年の謎」は、本書を読むことで、次第に明らかになるであろう。
この謎を解く鍵は、250年以上見過ごされてきた多数の「隠し絵」の存在と描かれた形態の「相似性」および「非合同性」にある。
著者はこれらを丁寧に解説しながら、その意味について考察し、「動植綵絵」に込められた若冲の真のメッセージを明らかにする。
また、これらの新発見を通じて新しい若冲像も提示する。

【本書の主な内容】
第I章 前置き
動植綵絵千年の謎/「動植綵絵」を研究した理由/「動植綵絵研究」の構成と要約/用語解説
第II章 「動植綵絵研究」の目的と方法
「動植綵絵研究」の目的/方法

第III章 結 果
相似な形態(相似形兼隠し絵、自己相似図形、フラクタル)について/一見合同な形態の非合同性について
(それぞれ全30幅について解説。芍薬群蝶図/梅花小禽図/雪中鴛鴦図/秋塘群雀図/向日葵雄鶏図/紫陽花双鶏図/大鶏雌雄図/梅花皓月図/老松孔雀図/芙蓉双鶏図/老松白鶏図/老松鸚鵡図/芦鵞図/南天雄鶏図/梅花群鶴図/棕櫚雄鶏図/蓮池遊魚図/桃花小禽図/雪中錦鶏図/群鶏図/薔薇小禽図/牡丹小禽図/池辺群虫図/貝甲図/老松白鳳図/芦雁図/諸魚図/群魚図/菊花流水図/紅葉小禽図)

第IV章 考 察
この研究で何が解ったか/若冲の生涯とその時代背景/若冲は動植綵絵を通して何を伝えようとしたのか/本研究から観える若冲の人物像